えまのんの雑記

アニメやゲームの感想を書きます。

電波女と青春男 感想

※本記事は作品のネタバレを含みます。

未視聴の方は注意して閲覧ください。

 

アニメを見たきっかけ

 私がひそかに追っていたvtuberの方が投稿した本作品のOP曲 ”Os-宇宙人”

の歌ってみた動画を見たのが事の発端だ。 

 

 この曲はそのvtuberの普段のやや電波な言動や声質と非常によく合った

選曲であり、私はたちまち魅了され何度もリピートするようになった。

 

最初はその独特な歌詞と曲調からボカロ曲かと思っていたが、どうやら

アニメの主題歌であることを知る。

 

 私がアニメを見るきっかけとして割とよくあるのだが、

動画サイトに投稿された楽曲の2次創作を見てその曲目当てにアニメを見る、

という理由である。

 

 私はアニメにおいてOPやEDの存在は非常に重要であると考えている。

 

そのアニメの内容がどんなに優れていたとしても、OPやEDが不快なものであると

どうしてもそのアニメを見るのが億劫になってしまうし、

逆に内容が面白くなくてもOPやEDが良いとそれだけでアニメを

見ようとする気力が生まれてくる。

 

流石にここまで極端だと、お前はアニメを見ているのではなくて

歌を聞きに行っているだけなのでは?と言われそうだが、

多分、きっと、maybe、そんなことはない、はずである。

 

 今回も同様で、こんな電波な曲を(最低でも12回は)聴ける神アニメは

どんなアニメじゃい!と思いながら調べてみた結果本アニメにたどり着いた。

 

あらすじ

宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。

彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!

しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。
だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。 (公式サイトより引用)

 

ということらしい。

 

 若干補足(ネタバレ)しておくと、電波女は主人公のイトコのエリオ。

高校入学後半年間行方不明となっていたが、その際の記憶がなく

宇宙人にさらわれた・自身が宇宙人だと信じ込むことで心のよりどころにしている。

 

なんて書いてみたが、要はちょっぴりSF風味な学園ラブコメといったところだろうか。

 

感想

良かったところ

 OP曲目当てで視聴し始めたわけだが、原曲ver.も素晴らしかった。

開始2~3分ほどで継続視聴することが決まった。

 

 内容に関してだが、おかしな言動のエリオや変な恰好の前川さん、

年齢とギャップのある行動をする叔母さんや、

毎日のようにペットボトルロケットを打ち上げる謎の男性など、

もうめちゃくちゃだった。

 

終始「わけ分からんなこのアニメ」と呟き半分笑いながら見ていた。

 

 回を追うごとに謎が増えていくストーリーと主人公の気だるげで妙に心地の良い

語り口調が私を物語に引き込んだ。

 

 特に物語の核ともいえるエリオに関する謎、空白の半年間やエリオの父親に

関しては、思っていたよりも深刻な理由が隠されていそうで興味をそそられた。

 

結局ほとんどの謎はアニメ中には解決することはなかったが、

ある意味謎は謎のままのほうがこのアニメらしくてよかったのではないかと思う。

 

謎が解明された電波女なんて、魅力半減どころか壊滅なのだから。

 

 また、三人のヒロインはみなキャラが立っていて非常にかわいらしかった。

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 リュウシさんこと御船流子(りゅうこ)は作中では一番まともな女の子。

 

リュウシというあだ名で呼ばれることを気にしており、

リュウシと呼ばれるといちいち「りゅう"こ"やっちゅーに!」と

突っ込みを入れる姿が可愛い。

 

真と他の女の子が仲良くしているのを見るとついつい嫉妬してしまう

様子もなんだか愛おしい。

(若干のヤンデレ気質が感じられるが、人によってはプラスになり得る)

 

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 前川さん(名前不明)は整った顔立ちと恵まれたスタイルを持ちながら、

一風変わったコスプレをするちょっと残念な女の子。

 

普段はクールだが、自慢の手料理を真にふるまった際には誠が「おいしい」

と言ってくれたことに対して喜ぶ女の子らしい一面も見せた。

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 藤和エリオは真の従妹で、真と出会った時には布団にくるまった状態だった。

 

自分は宇宙人だの、自分には不思議な力があるだのと残念な発言を繰り返すが、

顔立ちは非常に整っており、作中でも屈指の美少女として扱われている。

 

真曰、「神はその美しすぎる容姿に釣り合いが取れるように言動を残念にした」とか。

 

悪かったところ 

 残念だったのは、作画が崩れ気味だったこと。

 

作画がすべてとは言わないが、アニメ作品において作画の綺麗さは重要な要素である。 

 

アニメという媒体で作品を作っているのであればせめて視聴者が

「ん?」と気になるような作画にはして欲しくない。

 

特にラブコメのヒロインが作画崩壊によって可愛くなくなってしまっては

その作品の魅力が損なわれてしまう。

 

私は一視聴者として、作品の内容だけに集中していたいからアニメ制作陣には

ぜひとも頑張ってほしいところである。

 

まとめ

 長々と駄文を連ねてみたが、この記事を通して伝えたかったのは

「面白かったのでみんなも見てね」ということに尽きる。

 

少なくとも私は続きが気になるのでこの後Amazonで原作を購入するつもりだ。

 

アニメで回収されなかった謎は解決するのかどうか、ワクワクしながら

読み進めたいと思う。

それこそ、"Os-宇宙人" を聞きながら。